オンキヨー世界点字作文コンクール ONKYO WORLD BRALLE ESSAY CONTEST

オンキヨー株式会社と毎日新聞社 点字毎日は、人と人を結ぶぬくもりをより身近に感じておられる視覚障害者の世界に、
点字と音声の懸け橋をしっかり築きたいという願いから、2003年に「点字作文コンクール」を創設しました。
2011年からは「オンキヨー世界点字作文コンクール」とその名を変更、2012年には公益財団法人「日本教育科学研究所」が主催に加わって、毎年開催しています。

2021年6月17日 第19回オンキヨー世界点字作文コンクール開催のお知らせ

主催 オンキヨーホームエンターテイメント株式会社株式会社/公益財団法人 日本教育科学研究所
後援(予定) 厚生労働省/社会福祉法人 日本盲人福祉委員会/株式会社ギザ
特別協力 社会福祉法人京都ライトハウス
協賛 旭酒造株式会社/株式会社シンクパワー/公益財団法人日本センチュリー交響楽団

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国内の部
事業名

「第19回オンキヨー世界点字作文コンクール」

審査

▽作文は1次審査の後、作家の玉岡かおるさんらによる最終審査を行ないます。
▽作詞は、歌人の松村由利子さんらが審査します。

表彰
作文

最優秀オーツキ賞:1編 (「成人の部」「学生の部」の中から最も優れた作文)
賞金20万円/ 記念品(オンキヨー製品)

【成人の部】

優秀賞:1編
賞金7万円/ 記念品(オンキヨー製品)

佳作:1編
賞金3万円/ 記念品(オンキヨー製品)

【学生の部】
  • 高校生以下

優秀賞:1編
記念品 (オンキヨー製品)

佳作:1編(小・中学生対象)
記念品 (オンキヨー製品)

【サポートの部】
  • *視覚障害者や点字となんらかの形でかかわったことのある方やかかわっている方(家族、職場、学校、地域などで)。

優秀賞:1編
賞金 5万円/ 記念品(オンキヨー製品)

佳作:1編
記念品(オンキヨー製品)

作詞

作詞賞:1編 (年齢は問わない。)
賞金5万円/ 記念品(オンキヨー製品)

応募規定

テーマは自由。視覚障害や点字などを通じて体験に基づく作品を募集します。「サポートの部」では視覚障害のある人の家族、友人、同僚からの作文だけでなく、視覚障害者と駅で出会った体験、ボランティアをした経験、点字を学んだ経験など具体的な体験を通じて考えたことを広く募集します。

【応募資格】
視覚障害者。ただし「サポートの部」は、どなたでも応募できます。

【作品の分量】

  • 点字=32マス120行以内。
  • 墨字(活字)=2000字(400字詰め原稿用紙5枚)以内。
  • 作詞賞の分量は1曲の歌におさまる程度の分量。形式自由。
応募方法
  • 点字作品:
    データ化したものがある場合は、BES か BASE 形式のものを、応募メール(csr@jp.onkyo.com)に送信するか、USBなどに入れて郵送してください。

  • 墨字作品:
    データがあれば、テキストかワード形式のものを、応募メール(csr@jp.onkyo.com)に送信するか、USBなどに入れて、プリントした原稿とあわせて郵送してください。
    作品には最初に「題名」と「名前」を書いてから、本文を書いてください。
    さらに、別紙に、
    1. 題名(ふりがなをつけて)
    2. 氏名(ふりがなをつけて)
    3. 郵便番号、住所
    4. 電話
    5. 年齢
    6. 生年月日
    7. 職業または学校名、学部、学年
    8. 身体障害者手帳等級
    を書いて、作品とともに送ってください。
    メールでの応募のときも、1.~8.をメールに明記してください。

「募集要項」が必要な方は、オンキヨー株式会社 総務部「点字作文コンクール係」にメールや電話で、請求してください。
字数制限を超えた作品は審査の対象としません。

応募上の注意
  • 応募は未発表の作品で、1人1点とします。
  • 作品内容は自身の体験に基づくものに限ります。
  • 応募原稿は一切返却しません。
  • FAXでの応募は受け付けません。
  • 受賞作品の著作権は主催者に帰属します。
募集期間

2021年6月18日~9月30日(当日消印有効)。
締め切り直前の応募の際は、点字 郵便は消印がないため普通郵便で応募して下さい。

入選発表

2022年3月を予定。

以下で結果を紹介します。

  • オンキヨーホームエンターテイメント株式会社のホームページ上。
表彰式

オンラインにて開催予定

作品発表

国内・海外の審査結果と最優秀作品の要旨は、オンキヨーホームエンターテイメント株式会社ホームページ上に掲載。
入選作品は「オンキヨー世界点字作文コンクール入選作品集」として、点字と墨字の併記で刊行予定。

作品のお送り先・お問い合わせ先

〒577-0063 大阪府東大阪市川俣1丁目1-41 ルクスビル
オンキヨーホームエンターテイメント株式会社 総務人事部「点字作文コンクール」係
電話(06)6747-9170  FAX(06)6747-9196
メール csr@jp.onkyo.com(応募メールと同じ)

海外の部
主催

オンキヨーホームエンターテイメント株式会社
日本教育科学研究所

募集内容

より心豊かな生活につながる夢のある内容の作文を募集する。
点字を通し て文字文化の広がりを図るとともに、点字や音楽によって生き方が変わった体験などを題材にした作文を求め、自立や社会参加を支援する。

テーマ:
「点字や音楽を通して、より心豊かな生活につながる夢のある作文」

  • 生き方が変わった
  • 生きがいにつながった
  • 日々の生活の中のエピソード
  • 平和への思い、教育への期待等を題材にした体験作文
  • その他、各地域で設定したテーマ
応募規定
  • 使用言語は英語。
  • 応募は未発表作品で1人1点。
  • 年齢不問
  • 字数 800~1000ワード
  • ほかに題名、氏名、年齢、性別、国名、所属団体名(学校名)、住所、連絡先を別紙で添付すること。

募集期間

各国募集期間 2021年 6月~9月

結果発表


オンキヨーホームエンターテイメント株式会社ホームページで結果の発表を行います。

2021年2月 5日 第18回オンキヨー世界点字作文コンクール入選作品発表

本年も、世界中から多数の心に響く作品をお送りいただき、ありがとうございました。
最優秀オーツキ賞には、

  • 日本国内は、小暮 愛子さん(群馬県 42歳・女性)
  • アジア・太平洋地域は、チャン・ビン・ミンさん(ベトナム 34歳・男性)
  • 西アジア・中央アジア・中東地域は、モハマド・イクバルさん(パキスタン 27歳・男性)
  • ヨーロッパ地域は、マリア・ヘスス・カニャマレス・ムニョスさん(スペイン 57歳・女性)

が選ばれました。おめでとうございます。

点字がもたらす温かい日々

オンキヨーホームエンターテイ
メント
株式会社 名誉会長
大朏 直人(おおつき なおと)

2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界各国で混乱が起き、誰も経験をしたことが無い日々が続いた激動の1年でありました。視覚障害者の方々にとっても、物に直接触れることへの恐怖や外で介助を受けることが困難であるなど、様々な障壁に立ち向かわれる日々であったと思います。そのような困難な日々を過ごされる中でも、今回も非常に多くの作品をご応募いただいたこと心より感謝申し上げます。世界中の皆様から寄せられる作品を通じて、新たな気づきや驚き、また困難に立ち向かわれる中でのエピソードに深い感動を与えられました。

国内最優秀オーツキ賞を受賞された小暮愛子さんの作品は、新型コロナウイルスが広がる中、ソーシャルディスタンスを取ることが当たり前の生活になっていますが、そのような状況だからこそ、他者への温かい心を持つことが大事であることを改めて考えさせられる作品でした。

海外WBU-AP(世界盲人連合アジア・太平洋地域協議会)地域最優秀オーツキ賞のチャン・ビン・ミン(ベトナム)さんの作品では、ミンさんのベトナム民謡への熱い情熱と行動力に圧倒されました。世界中の夢を追いかける人々全てに勇気を与える作品で、生きていくことへの前向きさを感じる作品でありました。海外ABU(アジア盲人連合)最優秀オーツキ賞のモハマド・イクバル(パキスタン)さんの作品では、教育の必要性について考察されています。どのようにしたら教育を世界均等的に受けることができるのか、そしてそれに向かって全ての人々がどのように努めるべきであるということを考えさせられる作品でありました。海外EBU(ヨーロッパ盲人連合)最優秀オーツキ賞のマリア・ヘスス・カニャマレス・ムニョス(スペイン)さんの作品は、コロナ禍の中、家で過ごす時間が長くなってしまい、ニュースなどの情報にも聞き疲れてしまう日々の中、点字で書かれた手紙や本を音楽と一緒に楽しむことが心の安らぎに繋がっていることを綴った作品でした。晴眼者の私たちには、本と音楽を同時に楽しむということは無意識の内に行っていたことですが、視覚障害者の方にとっては、音声読み上げソフトを使用するとその体験ができなくなってしまうこと、そのような中で点字という役割が非常に大事になることを気づかせてもらいました。

国内部門の「作詞賞」は、歌人の松村由利子さんに優秀作3点を選考いただき、作曲いただいた徳永さんにもご協力いただき選考いたしました。「わたしの人生」というタイトル通り、作者の早野さんが感じてこられた苦悩や葛藤への思いが綴られている中で、どんな困難が立ちはだかっても、夢や希望を見失わずに進んでいく姿に、私自身も大いに勇気づけられました。

最後になりましたが、本年も心に響く素晴らしい作品を届けて下さった皆様、心からお礼を申し上げます。今回の開催にあたり、墨字への翻訳や作品集作成にご協力いただいた日本ライトハウス様、参加各国への作品募集や審査を執り行っていただいたIAVI様、WBU-AP、ABU、EBUの皆様、スポンサー協力をいただきましたシンクパワー様、旭酒造様、日本センチュリー交響楽団様、ならびに各国でご支援いただいた方々に心よりお礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症拡大により、私たちの生活が一変しました。そのような中でも、多様性を尊重し、他者への理解と感謝を忘れずに手を取り合って生きていくことがますます重要で尊いことと感じています。これからも本コンクールがその一助となり、さらに異文化コミュニケーションの交流が拡がることを心より願っています。

受賞作品 AWARDS WINNERS

国内部門

本年度は88編の応募があり、作家の玉岡かおるさんを審査委員長とする選考委員会で審査した結果、以下の応募者が入選されました。(敬称略)

作文  

最優秀オーツキ賞:
「メンタル ディスタンス ~have warm heart~」
群馬県 小暮 愛子(42歳)

【成人の部】

優秀賞:
「「ロービジョンだけど、ハイテンション」な僕」
山口県 島袋 勝弥(42歳)

佳作:
「雲の向こうにある光」
静岡県 片岡 亮太(35歳)

【学生の部】

優秀賞:
「手の記憶」
大阪府 藤本 彩希(17歳)

特別賞:
「輝ける人」
山梨県 山宮 叶子(15歳)

【サポートの部】

優秀賞:
「親子のタップ」
埼玉県 見澤 富子(61歳)

佳作:
「笑顔の輪」
愛知県 小松崎 潤(36歳)

作詞

作詞賞:
「わたしの人生」
大阪府 早野 愛(27歳)

総評

作家
玉岡 かおる(たまおか かおる)氏

今年はどこのジャンルでもコロナ禍という影響があったが、このオンキヨー世界点字作文コンクールには、例年通り沢山の意欲に満ちた作品を応募いただき、こうして実施できたこと喜ばしいと思っている。どの作品も胸を打たれる作品で、普段気づかないことに気づかせてもらったりした。最優秀オーツキ賞に輝いたのは、小暮愛子さんの「メンタルディスタンス~have warm heart~」。コロナになってから社会は新たらしい生活様式、人と人が密にならないソーシャルディスタンスを取るといった時代となったが、生きていく中で心の距離まで空けないことが一番大事であると考えさせられた作品だった。

成人の部・優秀賞の島袋勝弥さんの「「ロービジョンだけど、ハイテンション」な僕」は、タイトルや語り口もユニークであるが、ロービジョンあるあるが、非常に分かりやすく、健常者の私たちにとっては、そういうことだったのかといった学びを得られた作品だった。佳作の片岡亮太さんの「雲の向こうにある光」は、タイトルの綺麗さもさながら、福祉の仕事に携われている方ならではの視点で書かれたみごとな作品であった。

学生の部・優秀賞の藤本彩希さんの「手の記憶」は、色や見えなくなっていくビジョンを主題に書かれることが多い中、手の温もりに着目し、手が覚えている記憶を書いた作品で、健常者も含めてみんなが想像できた作品だった。特別賞の山宮 叶子さんの「輝ける人」は、ご本人が本や物語が好きで何か伝えたい、といった熱い思いが伝わってきた。

サポートの部では、優秀賞を受賞した見澤富子さんの「親子のタップ」。我が子をサポートする母の愛が一貫して書かれている胸が詰まる作品だった。お子さんと一緒に水泳競技に参加する中で、タッチをする感じがリアリティを持って感じた。佳作は小松崎潤さんの「笑顔の輪」。年賀状を作るという作業を通じて、奥様をサポートする姿・情熱に打たれた。


それぞれに素晴らしい作品を応募いただいた。これを最後にせず、引き続き書き続けて、多くの感動を与えてほしい、受賞者のみなさま本当におめでとうございます。

作詞賞選評

歌人
松村 由利子(まつむら ゆりこ)氏

早野愛さんの「わたしの人生」は、冒頭から「努力は必ず報われるのか」と鋭い問いを突きつけてきます。「壁にぶつかった 私の人生」「焦りや悔しさ 拳の中に」などのフレーズからは、思いがけなく視力を失ったことへのやり場のない憤りや屈託が伝わってきます。これまでの応募作品の多くは、視覚のハンディを受け入れたところがスタート地点となっていたことに気づかされました。

新型コロナウイルスの感染拡大という、誰もが予想しなかった事態がもたらされた2020年、作者の訴える「焦りや悔しさ」と同様の思いを多くの人が味わったのではないでしょうか。中途失明という苛酷な状況と向き合い、新たな気持ちで歩き出すまでのプロセスが大変リアルに、そして感動的に表現された「わたしの人生」は、きっと多くの人を励ますに違いありません。視覚障害に限らず、さまざまな先天的な病気や事故による障害、そしてパンデミックのような事態は、思いもかけないときにやってきます。2020年という忘れ難い年に今回の受賞作が生まれたことは偶然ではない気がします。

受賞作以外では、揺れ動く心をやわらかく表現した浅井花音さん、繊細な感覚をこまやかに表した柴田裕里さんの作品に魅了されました。次回のコンクールも楽しみでなりません。

入賞おめでとうございます

オンキヨーホームエンターテイ
メント
株式会社 名誉会長
大朏 直人(おおつき なおと)

本年度も、心に響く素晴らしい作品が届けられました。
受賞された皆様に、心よりお祝い申し上げます。

最優秀オーツキ賞  小暮 愛子さん 「メンタル ディスタンス ~have warm heart~」
新型コロナウイルスの脅威にさらされた今年度ならではの作品でした。このコロナ渦において、私たちは、自分たちの生活の変容ばかりに目が行きがちですが、この作品を通じて視覚障害者の方々がどのような不便さや寂しさを感じられ、日々を過ごしておられるのかを知ることができるとともに、「メンタルディスタンス」「鳥籠の中に入ってしまったような生活」という印象的な言葉がとても心に刺さりました。そのような中でも、ご友人やサークル仲間と新しいことに取り組み、新しい出会い、発見、経験を楽しんでおられているところに大きな勇気をもらいました。私自身も、これからも続くであろうウイルスとの闘いに温かな心で臨みたいと感じました。
 

成人の部

優秀賞  島袋 勝弥さん 「「ロービジョンだけど、ハイテンション」な僕」
明るい人は一緒にいるまわりの人も不思議と明るくさせる。島袋さんのそんな人柄が伝わってきました。障害がある方を見かけると、何かお手伝いができないかと思う人は多いと思います。でも実際に手助けをしたら「迷惑だったり障害者扱いしていると思ってしまうのではないか?」と考えて、行動に移す勇気がなかなか持てない人が多いと思います。この作品からは声を掛けられる側の気持ちを知ることができます。多くの人にこの作品を読んでもらいたいと思います。暗いニュースが多い世の中ですが、島袋さんのハイテンションでこれからもまわりをどんどん明るくして行ってください。

佳作  片岡 亮太さん 「雲の向こうにある光」
幼少期のご自身の経験から感じたことに加えて、コロナ禍での晴眼者の生きづらさを想像し、明るい未来への道しるべとなるような片岡さんの問いかけが強く心に残りました。そして「時として被差別的な立場に追いやられてしまう人たちが、いつの間にか軽く受け流せてしまえるようになるほどに日常化した、人の目と意識が与える痛み。」という言葉に、より良い未来を作って行くために我々がきちんと正面から向き合わなければいけない問題が表れていると感じました。この作品を多くの人に読んでいただきたいと思いましたし、片岡さんの言葉が1人でも多くの人の心に届くことを願います。
 

学生の部

優秀賞  藤本 彩希さん 「手の記憶」
なかなか触れるという行為が難しくなったこのご時世ですが、改めて手に触れるという行為の大切さや温かさを思い出させてくれました。確かに手にはその人の歩んできた人生が表れます。その手のぬくもりからパワーをもらえたり、安心できたりする、それくらい力があると私も思います。手を使う仕事で恩返し、とても素晴らしいですね。藤本さんもこれからの人生を手に刻んで、きっともっと素敵な手になっていくでしょう。その手でたくさんの人へ元気やエネルギーを与えてください。藤本さんの周りの方々にもその想いは伝わると思います。心温まる素敵な作品でした。夢に向かって頑張ってください。。

特別賞  山宮 叶子さん 「輝ける人」
自分の本当の気持ちを見ないふりをして本当の努力から逃げていた、と気がつけたことがまず大きな成長だと思います。少しでも上達するように、と慣れない中でも一生懸命に取り組む姿が容易に想像でき、今までの自分から大きく変わろうとしているということが伝わりました。県大会での緊張感が文字からも滲み出ており、まるで自分が登壇していたかのように感じます。大会の結果が目標とは異なっていたとしても、その後に繋がるような努力が出来たことは、文中にもあるように立派な「光の欠片を手に入れた」でしょう。これからもたくさんの光の欠片を集めて、輝いてくださる日を願っております。
 

サポートの部

優秀賞  見澤 富子さん 「親子のタップ」
ハラハラと見守りながら子供の成長に一喜一憂する。世の親であれば、このような気持ちは障害があろうがなかろうが共通する思いであり、祈りでもあります。一方で困難をものともせずに前向きに明るく水泳を挑みながら真っすぐ育っていく息子さんの姿にこの親子の愛情と努力が愛おしく思え、視覚障害水泳での「タッピング」というわずか一瞬の伝達行為が親子の絆であり励ましの会話のように感じられました。「生まれてきてくれて…」目をみながら伝えた後のエピソードも是非聞きたくなります。

佳作  小松崎 潤さん 「笑顔の輪」
奥様との会話が小松崎さんの日常の風景を色鮮やかに、はっきりと想像させてくれました。点字を年賀状に打つという大変な作業の中でも、夫婦手を取り合って協力することで、より奥様と心を通わせる姿がとても微笑ましくもありました。そして、点字との関わりを持つことで奥様も交友関係が広がり、小松崎さんご自身にも仲間ができた。そのことが何よりもの財産になると思います。これからも、大切なご友人、そして奥さんと手を取り合って笑顔のある日々を過ごしてください。

作詞の部

作詞賞  早野 愛さん 「わたしの人生」
長い人生において、努力が報われないように感じ、閉塞感に囚われる事がどんな人にもあると思います。ともすれば絶望を余儀なくされる瞬間が訪れることもあるでしょう。今作の1番で、歩みを止めた「わたし」は、2番で迷いながらも一歩ずつ力強く、生き生きと未来に向かって歩みを進めて行きます。これまで「わたし」には様々な苦難が訪れた事でしょう。それらを全て乗り越えて、夢に向かい自らの力で希望の光を掴もうとするこの歌詞を、誰もが自分の人生に照らし合わせるのではないでしょうか。また、昨今の社会情勢の中、先の見えない不安を抱えている全ての人を勇気づけ、励ます作品であるとも感じました。

海外の部 アジア・太平洋地域

世界盲人連合アジア・太平洋地域協議会(WBU-AP)の協力を得て、21カ国によびかけ、9カ国 35編の作品が寄せられました。(敬称略)

 

最優秀オーツキ賞:
「本当の夢」
ベトナム チャン・ビン・ミン(34歳)

【シニア・グループ】

優秀賞:
「奇跡の光」
ベトナム ファン・ディン・ヴィエット(38歳)

佳作:
「私の人生を変えた作家、史鉄生(Shi Tiesheng)」
中国 テン・ウェイ・ミン(66歳)

「私にとっての音楽の役割と意味-私の人生を照らす情熱」
インドネシア ヘンドラ・ジャトミカ・ プリスティワ(45歳)

【ジュニア・グループ】

優秀賞:
「音楽の魔法、それが意味するもの」
マレーシア ロー・ウィー・ハン(15歳)

佳作:
「今も視覚障害者に点字が重要であるなら、その利用促進のために何をなすべきか 」
オーストラリア エラ・エドワーズ(16歳)

「点字が視覚障害者にとって今も重要であるならば、その普及のためにどのような措置を講じるべきか」
タイ ウェルート・バルボン(17歳)

海外の部 西アジア・中央アジア・中東地域

ABU(アジア盲人連合)の協力を得て、22カ国によびかけ、11カ国 48編 の作品が寄せられました。(敬称略)

 

最優秀オーツキ賞:
「国際社会のための教育」
パキスタン モハマド・イクバル(27歳)

【シニア・グループ】

優秀賞:
「貧困と幸福」
アフガニスタン サナ・サヒル(27歳)

佳作:
「貧困と幸福」
ネパール ラクシュミ・ネパール(28歳)

「貧困と幸福」
キルギス アレクサンドル・ヤコブ(37歳)

【ジュニア・グループ】

優秀賞:
「夢を実現するには」
レバノン ジーナ・アブ・カメル(14歳)

佳作:
「夢を実現するには」
タジキスタン ライロ・サイドワ(24歳)

「私たちの生活における芸術」
イラク ハッサン・アブドゥル-レダ・アスカル(24歳)

海外の部 ヨーロッパ地域

EBU(ヨーロッパ盲人連合)の協力を得て、42カ国によびかけ、16カ国 44編 の作品が寄せられました。(敬称略)

 

最優秀オーツキ賞:
「点字とロックダウン」
スペイン マリア・ヘスス・カニャマレス・ムニョス(57歳)

【シニア・グループ】

優秀賞:
「人生のコースを変えた瞬間」
ルーマニア ヴィオレル・セルバン(69歳)

佳作:
「点字の過去と現在」
ノルウェー トネ・マティエセン(46歳)

「ドット(点)からの挨拶」
ドイツ アンネ・コチャネック(47歳)

【ジュニア・グループ】

優秀賞:
「点字と音楽」
ロシア アミール・グメロフ(14歳)

佳作:
「点字の歌」
オランダ セブ・スロート(14歳)

「点字はいまも必要か。」
スイス アンドレアス・ルディスリ(18歳)

オンキヨーはラクラクキットを通じてバリアフリーを推進しています。
ラクラクキットは無料で提供しています。

オンキヨーディベロップメント&マニュファクチャリング株式会社は、
点字プリンターを通じてバリアフリーを推進しています。

本件に関するお問合せ先

オンキヨーホームエンターテイメント株式会社
総務人事部 点字作文コンクール事務局
TEL:06-6747-9170