オンキヨー世界点字作文コンクール ONKYO WORLD BRALLE ESSAY CONTEST

ジュニア・グループ ヨーロッパ地域 佳作 「音楽と芸術における点字」
ポーランド  ボリス・コワルチク(8歳・男性)

僕はボリス、8歳です。小学2年生で、音楽学校の2年生でもあります。

2018年の9月から、ギターのクラスと記譜法(楽譜の読み書き)のクラスもとっています。この音楽学校では、有名な作曲家や音楽の歴史など、音楽についていろいろなことを学びます。

個人レッスンでピアノも習い始めました。ギターとピアノ、どちらの楽器が好きかを決めるのは難しいです。でも、まだ弾いたことのない楽器が、たくさんあります。その中で、音色が素敵なサキソフォンが好きです。自分はまだサキソフォンを練習するには早すぎると、先生に言われています。

このように、僕は音楽が大好きなので、普通の楽譜が読めない人たちにとって、音楽においても点字が大事だという僕の考えを、皆さんにお伝えしたいと思います。

僕は、音楽学校に入ってすぐ、音楽の演奏には絶対必要な、記譜法を学び始めました。楽譜が読めれば、音楽の聴き方も広がるし、その曲がどんな音で構成されているのかを見つけることもできるようになります。メロディーの音の構成もわかるようになるので、僕にはとても重要です。点字で譜面が読めると、健常者と同じように、前に選んだ曲を思い返すこともできるし、新しい歌を自分で覚えたりできるのがとてもうれしいです。

僕の趣味は、新しい曲を弾けるようになることだけではありません。僕はメロディーを作曲することが特に好きで、作曲していると、退屈することは全然ありません。点字で楽譜が読めることは作曲にも大切で、思いついたメロディーをメモしたり、他の人に聞いてもらったり、リプレーしたり、曲を直したりできます。その結果、全く新しい歌が出来上がったりします。

点字で楽譜が読めることで、健常者と同じように音楽を学ぶことができます。記譜法を練習する、耳のトレーニングのクラスもとっています。点字で楽譜を書く練習には、僕用のノートを使っていて、僕は楽譜を書くことが得意なことが誇りです。点字を使えば、授業についていけるし、健常者のクラスメート達と授業で習ったことについて話し合うこともできます。

僕はまだ8歳ですが、数年後にはもっと点字での記譜がうまくなると思います。同様に、数学記号、化学や物理の公式なども、点字で表記できることも知っています。

僕は点字が使えて本当にうれしいです。僕は音楽を熱愛しています。点字での楽譜は大変ですが、音楽学校の授業は本当に楽しいです。大人になったら、自分で作曲をするかもしれませんが、まだわかりません。でも、絶対に音楽に関わる仕事をしたいです。先生方が記譜法を教えてくれるので、自分で楽譜が読めてうれしいです。僕には視力が残っていますが、印刷された楽譜より点字のほうが読みやすいです。

以前、僕は点字をタイプ打ちすることが嫌いでしたが、今では大好きになりました。時には短い物語を書いたりもします。僕には視覚障害を持つペンフレンドがいて、点字での記譜法についての僕の思いを伝えています。もちろんやりとりは点字です。音楽記号のシャープ、フラット、ナチュラルなどすべて表記できるので、どんな曲でも譜面にできます。自分で歌詞を考えて、選んだメロディーにつけることもできます。自分で作詞した歌を歌えるなんて、本当に幸せです。

僕は、健常者が使うのと同じ、多機能電子ピアノを持っているので、自分で曲を作ることができます。まだすべての機能をわかっているわけではないので、今後たぶんそれに点字表記をつけて、この電子ピアノを使いこなせるようになりたいです。たくさんの情報が表示されるので、全部をまだ十分に把握できていません。弾けるようになりたい曲があれば、その中のパートを英語で示してくれる機能もあります。リストの中から歌を選んで演奏できたりもするのですが、僕にはそのリストは読めません。マイクを接続すれば、選んだメロディーに合わせて歌うこともできますが、僕はまだマイクを持っていないので、この機能は使いません。

僕は、音楽に比べたら、あまりアートのことは知りません。でも、視覚障害者がアートを理解する上でも、点字はとても助けになるとと確信しています。以前、テレビで、視覚障害者向けの美術展のことを聞いたことがあります。僕も行ってみたいです。作品のすべてに、きっと点字の説明がついているのだろうと、想像しています。

僕の夢は、有名なミュージシャンになって、世界中でコンサートを行うことです。もし有名なアーティストになれたら、自分の紹介文を点字で書きます。そうすれば、目の見えない子供たちがそれを読んで、夢は叶うんだ、と思ってもらえます。
強くそう信じて、決してあきらめないことです。これが、僕の真のモットーです。